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苦手な仕事だからこそ

2年半におよぶ
システム開発プロジェクトが終わった。

メンバーのおかげで
無事に本稼働を迎えることができた。

プロジェクトリーダーという役割を10年ほど務めて
今回が最後の仕事となった。

当初の私はできなさすぎて
メンバーから様々な反発を受けた。

「こんな指示は無謀だ」
「論理破綻してる」
「分かってないのに計画するな」

茹でタコのように顔を真っ赤にして
怒ったメンバーもいたっけ。
彼らの言うことは正しかった。

とても情けなくて恥ずかしかった。
こんな自分に合わない仕事は
私も自信なくすし、周りもストレスがかかるしいいこがない。
やめようか、と何度も思った。

しかし、誰だって最初から上手くいくはずはない。
どんな仕事だってそうだ。
ここを越えなければ、新しい仕事を自分のものに
することはできない、
いつまでたっても成長するわけがないし
AIができそうな仕事しかこなせないことになる。

それは後退という意味だ。

そう考えて
自分か仕掛けたことなのだが襲ってくる屈辱に負けず
メンバーの意見をもらって
改善しながら、地道に経験を重ねていった。

徐々に、広く、深く、様々な視点に
配慮することができるようになり
いい感じに動けるようになってきた。

私はこんなふうにメンバーと
関わるようになっていた。

●尊重して耳を傾ける
こんな計画作ったの。どう思う?
と意見を聞く。

●困ったり迷ったら相談する
この問題どうしたら解決できる?
と相談したら、メンバー間で仕事の
奪い合いが起こったことも。
ありがとう!

●メンバーに寄り添う
メンバーが困ったら押し付けず
一緒に仕事する

●できたことを賞賛する
褒めるのはよくないという意見もあるけど
私は言葉で伝える

●率先してくれたことにありがとうを言う

このことは、仕事に限らず
人と関わるあらゆるところで役立つ。

なんて素晴らしい体験ができたのだろう!

正直やりたくない役割だったけれど
しぶとく喰らいつくことで
喜びに変わることだってある。

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